お茶をもっと たのしく おいしく をモットーにする駒場・和楽庵から、ご家庭でも試せるお抹茶のおいしいたてかたをご紹介
小堀遠州流 駒場・和楽庵では、リーズナブルな体験や、単発、またシリーズの講座など、様々な取り組みを行っていますが、これは、お抹茶をおいしくお召し上がりいただきたいという思いが源流にあります。
お抹茶をつかったチョコレートやデザートは、日本のみならず、世界中で大変人気なのに、なぜか日本の方は、お抹茶を日常的には楽しんでおられません。当庵においでくださる海外からのお客様の中には、マイ茶筅をお持ちの方がいるほど気軽に生活の中で、お抹茶を楽しんでおられる様子を伺うたびに、日本の方ももっと気軽にお抹茶を楽しんで欲しいものだなぁと思います。
これは、作法や所作などを気にしすぎるあまり、敷居が高いと感じ、緊張するためではないでしょうか? これでは、お茶の味も味わうことが出来ません。
そこで、提案するのが、ご家庭でも揃うような道具で、気軽にお抹茶を美味しくいれるハウツー動画です。
5分30秒の動画では、必要な道具(ほとんどご家庭にあるもので大丈夫。特別なものは、茶せんくらいです)から、お湯の注ぎ方、また茶せんの振り方などを分かりやすく解説しています。
お抹茶に含まれるサポニンという物質は、界面活性剤のような役割を果たし、それ故、お抹茶は泡立っています。では何故泡立てるのか?これは、空気を含み、泡立つことで、苦味がまろやかになり、また舌触りや喉越しが良くなるためです。
つまり、お抹茶を美味しくいただくには、風味が飛ばないうちに、また適温のうちに、お抹茶を泡立てることが必要になります。
動画の後半では、音にも注目して下さい。最初はチャパチャパと大きな音であったものが、籠もった低い音になっていく過程(空気を含んで泡立ってきた証拠)を観察することができると思います。
何度か繰り返してご覧になり、美味しいお抹茶のたてかたを是非、見つけて下さい。
駒場和楽庵監修 家庭で楽しむ抹茶の点て方(薄茶の美味しい点て方)
How to make Usucha(Thin Matcha tea) (English)
美味しさには、所作や点前、それに道具も大きな要素
自身で点てたお抹茶を美味しいと感じたり、また点て方で味が変わってくることを体感すると、さらに「美味しく」と思うことでしょう。
美味しさは、素材本来の良し悪しに加え、作り方や、器、環境などが、大きな要素になります。茶道でいえば、所作や点前、そして道具へのこだわりが、美味しさを左右する要素になります。
長い歴史を経てできた茶道は、すなわち、美味しくお茶をいただくためのエッセンスを身に着けていくもので、一つずつのルールやしきたりには、夫々の理由があると思います。
もし、ご興味がありましたら、当庵の体験や、10回の講座で学ぶ「基礎のキソ」なども、ご用意しております。
お抹茶は、デパ地下でもお求めになれます。
通販サイトでもご購入いただけますが、大抵の大きめのデパートの地下食品売り場に行くと、お茶の専門店が出店していますので、そこで、店員さんに、お話を聞きながら、お抹茶を買うことも出来ます。